お金について思うこと、お金=信用。信用経済。
ロボットが発展した世界では、生活する為に必要なものは自動で生産され、生活する為にお金を稼ぐ必要はなくなるという内容の記事を目にします。
お金の持つ機能は様々ありますが、一つに交換の尺度としての機能、価値を貯蔵する機能があると思います。物々交換では、それぞれの人によって価値は違うので、交換がうまく進まないので、円滑な交換をする為に、貨幣が介在する、また、物々交換だと賞味期限など、制約がありますが、貨幣を介在する事で、価値を貯蔵しておけるという点があります。
これが、ロボット化が進み、そもそも生きる為のものが自動で与えられるとなると、物々交換する必要はないし、価値を貯蔵しなくても最適に物が行き渡るような仕組みが出来るかもしれません。
そういった意味のお金の機能は失われると感じてます。一方で、信用の裏付けとしてのお金の機能はもう少しの間、残ると思います。
人々の日々の営みの中で、他人と協働して、欲望を満たす、新たなものを創造することをしますが、相手の本気度や信憑性を図る為に、なんらかの指標が必要になってくると思います。その一つが現在はお金となっています。つまり、お金は信用を数値化したものとなります。
昨今、信用経済という言葉がよく聞かれますが、ツイッターのフォロワー数やユーチューブでの登録者など、信用をお金以外で数値化する手段があることで、お金が信用を表すという機能も失われるかもしれません。
しかし、新たに信用を数値化する指標の正当性がまだ整備されていないので、依然、お金を信用の尺度として利用せざるを得なくなっております。
いまは、貨幣経済から信用経済の過渡期と考え、双方の視点を持った行動が求められると考えてます。
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