30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

どんな企業に投資すればいいのだろう ZOZO 前澤社長

以前、朝倉智也さんの著書を用いて、「長期、分散、積立」が投資の原則であるが、それだけでは、どうも味気ないという感じがして、他の投資についても視野を広げていきたいと書いた。

 

国債や外債といった経済の血となるもの、金利、そもそも経済とは?を勉強するのがいいと思ったが、とりあえず手っ取り早く、一番身近な「株式」について考えたい。

 

どんな株を買えばいいのだろう?決算書を分析して、買うのがよいのか?それとも、1一消費者として、社会に魅力的な会社の成長性にかけるのがいいのか?これも結局、その人の投資スタイルによって、違うと思うし、正解はないと思う。

 

以前、堀江貴文さんが、

 

ZOZO TOWNの倉庫を見て、前澤社長の哲学を聞いて、これは伸びる!と確信した。

それが数年後に、株価数倍になっている。

どの株を買うかは、人が見えていない価値に気づくこと。

(だからそういったものを発信しているホリエモンドットコム見れば勝てるよ)

 

といった趣旨の発言をされていた覚えがある。経済記者のうわべだけの発言を聞いても、価値の本質はわからないから、自分で取材したりして、見えない価値に気づくことが肝要ということだと思う。

 

確かに、決算書を見て、その会社の表の顔はわかるかもしれないが、本当の顔を見ることはできないと思う。それは、商社で仕事をしていてよく思うし、海外企業や非上場の企業なんて、決算書だけでは本当にわからないし、そもそも決算書へアクセスできないことも多々ある。かといって、決算書の意味がこれっぽっちわからないでは、表の顔すら見えないと思うので、最低限の勉強は必要だ。

 

そんなこんなしていると、ZOZOの前澤社長が「ガイアの夜明け」で特集されていた。ECを通して、ファッションの流通チャネルを変え、大成功している。更に、いまは、「ZOZOスーツ」という新規事業(オリジナルブランド)に取り組んでいる。という内容だ。

 

衣類メーカーは、消費者の先行き需要を見込んで生産をしているが、過剰在庫となり、廃棄している現状である。これを消費者からの発注を受けてから。製造することで、大量生産、大量消費の時代は変えていく。また、もともと前澤社長の体に完璧に適合する服がないという悩みがあり、他の人も同様の悩みを持っていると気づき、完全オーダーメードの服を作ろう。

 

というコンセプトでZOZOスーツの事業を創造したとのこと。専用の服を着て、スマホで撮影、それを解析し、採寸する。そのデータをもとに、襟、袖、胴元を組み合わせ完全オーダーメードの服を作る。

 

とても理にかなっており、夢のある話だと私は感じた。一方で、ユニクロ柳井社長は、ZOZOスーツは「おもちゃ」と表現している。その発言の真意は知りかねるが、同業界の方からは、ボトルネックになる何かがあると感じるのだろう。

 

話をもとに戻すと、こういった社会の流れを変えよう、新たな需要を生み出して、マーケットリーダーになろうとする企業は、投資先として可能性があると、個人的には思う。マーケットリーダーになると、それを覆すために、新規参入企業は、必要以上の投資を迫られ、なかなか一歩を踏み出せないなんてことになるからだ。

 

いずれにせよこういった動きをタイムリーに把握して、みんなが気づかない内に仕込んでおくのが、大きく儲ける為には必要なのだろう。そのような投資スタイルを好むかどうかは、人ぞれぞれだと思うが、こういった企業を見つけようとすること、見つける為に常に社会に敏感になっておくことは大事なんだなぁと実感した。

 

私の場合は、そういうものに気づくセンスもあるかどうかわからないので、とりあえず、手探りの中で、投資スタイルを考えていきたい。