アフターコロナについて考える
皆さん、こんにちは。
先日、バフェット氏が航空株を全て売却したことが話題になりましたが、彼の主張の根底には、COVID-19が収束しても、感染拡大前の世界には戻らない、ということを前提にしております。
簡単に言うと、オンラインでの商談、会議が可能であることが強制的に実証され、航空会社のビジネス需要が戻って来ない、ということです。
今回の感染拡大は、人の働き方を大きく変えたと思います。在宅勤務が当たり前となり、無駄な会議、捺印、文書といったものが、どんどん減っていっています。みんなが不要だと思っていたが、なかなか不要と言い出せなかったことが、強制的になくなっていっています。
こうやってどんどんリモートワークのインフラが整備されると、オフィス、通勤という概念が希薄化します。こうなったときに、オフィス街の活気はどんどん失われていくでしょう。
先日、日比谷〜自由が丘まで歩く機会がありました。その時、日比谷、赤坂、六本木がゴーストタウンのようになっており、驚きました。一方で、中目黒、学芸大学、自由が丘が、依然、活気を保っていたのが印象的です。
これからオフィス、商業のみで成立していた街の不動産価値は下がっていくようにおもえます。一方で、ビジネス、商業のみでなく、それなりに人口がいて、飲食店などが多い街の価値は上がっていくように思えます。
例えば、目黒駅周辺は、ビジネスと商業を中心に多くの飲食店や娯楽施設が栄えましたが、それに加え、地元住民の利用もあり、新型コロナ収束後も、それなりに賑わうと思います。そういった地域は、今後、更に魅力的になり、人々の人気を集めるでしょう。
新型コロナ感染拡大は、我々の生活を根底から覆しました。アフターコロナを想像しながら、これからの決断をしていかなければならないと思います。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。