投資について考える (参考)「ものすごく真っ当で、あり得ないほど簡単なお金の増やし方」朝倉智也著
以前、家計や仕事、副業、投資などについて考えてみた。
つまるところ、自分の目的、つまりいくら必要、何に使いたいといったことが定まらないと、どんな仕事につけばよいとか、どんな投資スタイルをとればいいのかも決定できないと思う。
30代でリタイアして、悠々自適に過ごしたいと言っている人に、「国債で堅実に」なんて話をしても意味はない。
私はそこらへんが定まっていないので、自分の投資スタイルなど決められないが、単純にマネーゲームとして資産運用が好きなので、考えてみたいと思う。(そこまで詳しくない。)
資産運用をするにあたって、一般的に「長期、分散、積立」という格言的なものがある。簡単にいうと、
「世界経済は3-4%で成長しているので、期間や会社によって、でっこみ引っ込みあるが、長期的に、分散して、積立していれば、お金を貯金などで、寝かせているより増やせますよ。」
ということである。モーニングスター株式会社朝倉智也代表取締役はこの原理について、著書の中で、大変、わかりやすく説明している。以前、「ものぐさ投資術」を読んで、実践していたが、海外駐在の為、朝倉さんがおすすめされていた投資信託での長期・積立運用がストップしてしまったが、そろそろ任期も終わるころなので、もう一度、朝倉さんのアドバイスを参照しようとして、「ものすごく真っ当で、あり得ないほど簡単なお金の増やし方」を拝読した。
基本的に唱えていることは同じで、
「長期的に」ー10年以上
「分散して」ー世界の株価に連動するインデックスファンド、投資信託を利用して
「積立」-ドル・コスト平均法を利用して
ということであった。
ただ、「ものぐさ投資術」では、数本の投資信託を紹介していたが、今回は一本の投資信託「SBI・全世界株式インデックスファンド」を紹介していた。これを「つみたてNISA」を利用して投資するのが一番だと。
こちらを利用すれば、簡略にいってしまうと、年5%の運用が目指せる、そして複利で運用すれば、20年後ー1.7倍、30年後ー2.3倍といった具合に資産運用できるとのストーリーだ。
安定的に資産運用し、精神衛生にも良い投資方法だと思うが、基本的にリターンとリスクはトレードオフの関係にあり、
長期・積立で運用することで、短期的に儲かる機会を喪失し、
分散して運用することで、特定に会社の株で儲かる機会を喪失
していることは間違いないと思う。それこそアマゾンに株を2-3年前に持っていたら、現在価値は3倍程度になっている。朝倉さんはプロでもそういった株を見つけるのは難しいし、いつ買えばよいか、タイミングを伺うのも素人では難しいのだから、堅実な方法をとるのが最善ということをおっしゃっていると思うのだが、それでも、資産運用を通して、社会で何が起きているかを理解しようとする努力は大事だと思う。
従い、ベースは朝倉さんからのアドバイス通りに実行しようと思うが、+αで、その他の投資手段なども勉強していきたいと思った。