30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

総合商社に勤務することのメリット

今回は、個人投資家の目線にて、総合商社に勤務することのメリットを考えてみたいと思います。

 

私が入社してから、約10年の月日が経ちました。その中で、海外駐在、原料トレード、商品開発など、色々な仕事を経験させてもらい、成長、やりがいを感じながら仕事をしてきました。しかし、日本企業に勤めている人であれば、経験したこともあると思いますが、1年前に「理由のない異動」で成長、やりがいの感じられない職務についてしまったのです。

 

「この理由のない異動」は、結果の出ない部署の幹部が、とりあえず「何か策を打った」と経営層にアピールする為に実行されると理解していますが、まさか、自分がその当事者にされるとは思いもしませんでした。

 

そんなこんなで、私は、「やりがい」「成長」の感じられない仕事をすることになってしまったのです。しかし、だから転職などを考えるかというと、目先は考えていません。なぜなら、今の個人投資家としての立場で、総合商社勤務は魅力的だと考えているからです。

 

その理由を皆さんにご紹介できれば幸いです。

 

  • 個人投資家の行動原則

個人投資家といっても、目的や方法は人それぞれですので、一括りにするのは、乱暴かもしれませんが、私の考えは、

「(収入-支出)×資産運用によって、自己の資産を最大化しようとすること」

が個人投資家の行動原則だと理解しています。

その中で、総合商社勤務が魅力的であることを説明していきたいと思います。

  • 総合商社マンの収入

総合商社の給与は一般の日経企業と比較して、非常に高いです。外銀や外コンなどと比べると低いですが、そういった会社を抜けば、間違いなく、日本トップクラスだと思います。その給与は、20代後半で1,000万円、30代前半で1,200万円、30代後半で1,600万円、40代前半で2,000万円といったところでしょう。勿論、昨今の好業績に支えられての給与なので、多少、減ることは考えられますが、非常に高い給与をもらっております。

 

その分、税金や社会保険料も高いですが、30代前半で、年間300~400万円程度の投資余力を持てると考えています。これに加え、多くの社員が海外駐在に行きます。海外駐在中は、家賃0+海外駐在手当で、更に、高収入になります。米国や欧州、香港、シンガポールなんかに駐在すると生活費もかかるので、あまりたまらないと聞きますが、それでも日本にいる時よりは、お金は貯まります。

  • 総合商社マンの支出

そんな収入の高い総合商社マンですが、支出も非常に多いです。まず、社内交際費が高いです。同僚でのみに行く機会は多いですし、飲みに行く場所も良いところ、飲む量も多く、お会計は高額になります。それに加え、昔ながら文化なのか、先輩がお金を払う、男性が多く払うという機会が多く、30代にもなると、1回の飲み会で1万円以上払うこともしばしばです。

次に、派手好きな人が多いので、身なりのケアに使うお金も結構かかります。私は、そういったところから常に一線を画していきてきたので、服はユニクロ、時計はアップルウォッチといった具合で、そういったところに浪費はしなかったですが、周囲が衣服・小物にお金をかけていると、自分もかけてしまいたくなる誘惑は計り知れないです。

他にも昼飯は1,000円のランチ、週末はゴルフ、華金は合コンなんかで、財布のひもを少しでも緩めると、お金を使う場面は数多あります。

  • 総合商社マンの資産運用

資産運用には、あまり向いていない職業かもしれません。なぜなら、海外駐在中に、運用が中断されてしまうケースがあるからです。駐在先がシンガポールや米国なら、現地で証券口座を開設して、運用すればよいですが、諸手続きが面倒です。

日本国内での不動産投資なんかは出来ると思いますが、その手段は限定的です。

  • 総合商社マンが個人投資家にとって魅力的な職業と思う理由

まず、収入ですが、なかなか総合商社マン以上の待遇を得られる企業はないと思います。勿論、もっと良い待遇を貰える機会はあると思いますが、総合商社から転職して、待遇を挙げられたという身近な人は、外銀・外コンなどに行った人しか思い当たりません。従い、収入面◎です。

支出に関しては、これは自制が必要ですが、昨今の新型コロナ感染拡大で、飲み会などの機会も限られてきていますし、今は、派手な飲み会や服装に興味のない若い世代が入社してきているので、30代の中堅社員も見栄を張らず、ユニクロで出社しても、あまり浮かないです。従い、支出も一般の人並みになってきたと思うので、その点でも魅力的になってきています。

資産運用に関しては、駐在中に一旦、中断してしまいますが、日本にいる間は、一般的な手段を持っていられるので問題ないと考えています。また、仕事柄、海外のニュースや様々な分野の情報が入ってきやすいこともメリットの1つと思います。更に、私が伝えたいのが、投資を勉強できる時間があるということです。総合商社マンは、かつては、モーレツ社員の典型的な業種だと思いますが、今は、周囲を見ても、時間に余裕のある人が多いです。それは、以前は、トレード主体であった為、自分で手を動かす場面が多かったですが、現在は仕事の中心が事業投資に移ってきており、事業会社を管理して、その事業会社から収益をもらうという形の為、自分で手を動かすことが少なくなってきているからと思っております。(勿論、その分、事業投資・事業管理する為、知的労働は増えております)

  • まとめ

以上より、収入がよく、支出も自制すれば、それほど大きくなく済む為、投資原資を確保するのに、総合商社マンは良い職業と思います。それに加え、資産運用を勉強できる時間も確保(場合によっては、仕事の中で投資を学べる機会もある)でき、色々な情報が入ってくる総合商社マンは、個人投資家にとっては、魅力的な職種かと思っております。

 

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。