サラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい
坂下仁さんのサラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい、を拝読しました。
内容は、簡単にいうと、
妻を社長とした資産管理会社を設立して、その会社で不動産投資、特に海外不動産投資をするのがお得、渡航費も全て経費となり、タダで海外旅行に行けるし、現地情報を発信していけば、ブログ収入や輸入代行など、新しい収入源も確保出来る。
といったものでした。たしかに、日本のサラリーマンは安定しているし、それなりの収入があるので、なかなか手放しづらいポジションですが、一方で、収入の頭打ち感があり、ずっと続けるのも馬鹿らしいと思うこともあります。
あるアナリストが、
高度経済成長期は、女性の社会進出が進んでおらず、夫の出世の為に家庭を守った方が良いというインセンティブが働くが、今は、女性も簡単にお金をかせげるので、専業主婦として、夫を支えるより、共働きした方が、金銭的な自由を確保出来る
という、主張をしているのを見たことがあります。(勿論、具体的な数字とともに立証されており、非常に納得できる内容でした。)
その背景からすると、奥さんを専業主婦前提にしているのが非常に違和感がありました。坂下さんは共働きの場合、親を社長にして、という補足を付け加えてますが、まずは、夫婦で働くのがいいと思います。
その上で、夫婦の資産管理会社を設立するのも税制面での優遇を得る為に有用だと思います。
運用対象ですが、不動産投資を勧められていますが、それは人それぞれで良いと思います。私は、借入して、不動産を買うぐらいなら、まずは、高利回りの、米国株でも買って、副収入を安定化させて、その上でも余裕があるなら、不動産などに投資するのがいいと思ってます。(株式を通して不動産に投資もできるわけであって、少ない金額で、投資の原則である、分散、長期、積立、が実行できる、投資信託が未だに最強だと思ってます。)
本屋で、タイトルのインパクトに惹かれて、読んでみましたが、さほど真新しい内容ではないですが、大方、主張していることは真っ当だと思いますので、読んでみても良いと思いました。
以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。