30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

LINE 京都オフィス開業について思うこと 働く場所はとっても大事

LINEが、東京・福岡に次ぐ国内第3の拠点として京都に、2018年6月オフィスを開設した。

 

開設の理由について、「海外のエンジニアにとっても京都の知名度は高く、この街で働くことに魅力を感じている人が多いこと」を挙げていた。

 

国内IT人材が不足している中、海外の有能なエンジニアを採用することは不可欠。メルカリもインドでハッカソン(ソフトウェア関連のイベント)を、開催し、メルカリの学生への知名度を上げ、インド工科大学の生徒の採用に成功した。こういった社員の採用は、米国や中国との競争にさらされ、待遇以外のプラスαの魅力も必要となってくると思う。

 

そういった中、外国人の知名度が高い京都でのオフィス開設はとても有効な策である。外国人がいざ住んでみて、継続出来るかはわからないが、興味を引く一つのタネにはなるだろう。(京都は他の都市に比べ、観光都市としてのインフラも整っており、外国人が長期で住むことも可能だと個人的には思うが)

 

私もメキシコ、フィリピンで働いたことがある。メキシコで住んでいた街はとてま綺麗な街で、市街地は世界遺産に登録されている。治安も良く、人も穏やかで、居心地の良い街であった。ところが、一つだけ、辛かったのは海が見れないことであった。地元が海沿いの私にとっては、それは思った以上の苦痛で、海風を感じられない、海沿いでぼーっとすることもできないというのは初めての経験だったと思う。(勿論、東京に住んでいたときも、頻繁に海を感じることは出来ないが、行こうと思えばいつでもいけたが、メキシコにいた際は、飛行機で海沿いまで行かなければいけないので、その選択肢がないといっても過言ではない)

 

また、内陸ということで、魚もあまり美味しくない。メキシコは水産資源豊富であるが、国内の冷蔵・冷凍インフラが整備されておらず、新鮮な魚が、内陸の地方都市には届かないのだ。

 

フィリピンではマニラに数年間、居住していた。メイドさんが格安(1日1,300円ぐらい)で雇用でき、ドライバーさんも会社からつけてもらい、日本では体験できないような何不自由のない生活を送ることができた。日本人が多いこともあり、日本食も充実しており、私生活に関するストレスは一切なかった。

 

しかし、一方で刺激も全然ない。娯楽の選択肢が非常に少ないのだ。文化的な遺産も少なく、観光地もない。東京にいれば、街を散策するだけで、真新しいサービスやレストランを発掘することがあるだろうが、マニラは特に変わりばえのない光景がゆっくり流れている。やることといえば、カジノやゴルフ、ナイトライフぐらいではないか。(こういったものが好きな人は良い街かと思う)

 

メキシコ、フィリピンでの生活を経験してみて、やはり働く場所というのは大事だなぁと痛感した。東京は交通インフラ・食の選択肢、エンターテイメントなど魅力的な側面が多いが、あの通勤ラッシュをはじめとする混雑は耐えがたいと思う。リモートワークなど、混雑抑制策を考えてほしいものだ。