30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

少子化の根本的な理由

私には生まれて間もない子供がいます。とても可愛いですが、非常に手間がかかります。そんな時に思うのが、もう一度駐在になって、途上国に行けば、メイドさんを雇えるのになぁと考えます。

 

私はフィリピンに駐在していました。フィリピン人は子育てを家族が総出でやります。おじいちゃんやおばあちゃん、親戚のおじさん、いとこ、手が空いている人が助け合いながら、育児をします。(その代わりに、お父さん、お母さんはおじいちゃん、おばあちゃんの生活を援助してあげています。)

 

大学を卒業した中・上流階級の人は、「ナニ」という子育て専門の人を住み込みで雇って、子育てをさせています。「ナニ」を雇うには、安いと一ヶ月で3万円程度で雇えてしまい、中・上流階級の人にとっては大した負担でありません。日本人の感覚でいう、5ー6万円の感覚だと思います。

 

つまり、子供を育てる上での精神的、体力的な負担が、日本と比較すると非常に小さいです。また、温かい国で、物価も安いので、生活費も安く、子供を作ることに対して、経済的な不安も少ないです。

 

そのような好環境に恵まれ、フィリピンはアジアの中で人口爆発が最長で続くと言われております。人口爆発の定義は、人口増加率がある一定を超えると、人口爆発状態と言われ、フィリピンの場合、2050年ごろまで続くと言われ、インドネシアやベトナムといったアジアの他国を圧倒しております。(キリスト教文化で、中絶・避妊を良しとしない、文化的背景もあります。)

 

一方で、日本はすべての負担が非常に大きいです。政府は、経済的不安を取り除こうと、補助もしてますし、体力的な負担を軽減させようと、保育園の設備を充実させようと色々な施策をとっております。

 

しかし、1-2歳までは、どうやっても両親が責任を持って育てないといけないです。その負担は測り知れず、1人目を生んだ後に、もう1人でいいと思ってしまう人が多いと思います。そういう点に施策を打っていくのが、少子化を改善する次のステップだと、個人的に考えています。