30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

出産でよくわかったこと。羊水過少症。

先日、子供が生まれた。海外赴任中であったが、妊娠中、一人で頑張った嫁をサポートしたいと思い、二週間ほど帰国して、出産に備えた。

 

予定日10日ほど前に、子宮口が少し開いており、予定日より1週間ほど早く生まれると想定されていたので、私の滞在中に生まれるとワクワクさせていた。

 

ところが、予定日の4日前の検診で事態は急変。まず、エコー検査で羊水が少ないと言われた。ただ、そのまま、医者の診断をお待ちください、と言われたので、特に大事ではないのだろうと思っていた。

 

そして、医師の診断。「この羊水の減り方は、もしかして破水してるかも」とのコメント。妻と私は「へ?」とした顔。私は妻に「お前、破水に気づかなかったのw」といった具合。

別室で医師の触診。特に、破水してるわけではないとのコメント。念の為、子供の心拍を測ってみようと言われ、NST(心拍を図る)の検査が始まる。

 

検査室には別の妊婦さんもいるので、私は外で待機させられた。20分程度、不安なまま待ち続けていると、急に、「旦那さん来てください!」と慌てた状態で、看護師さんが来た。。検査室に入ると医師が2名、看護師3名ぐらいいた。

 

何事かと不安になったまま、少し経つと、医師も看護師もホッとした表情になり、何名かは部屋を出て行った。そして、やっと医師から説明。NST検査中に急に子供の心拍がさがったとのこと。1分ほどで心拍が戻ったので、みんな安心して部屋を出て行ったらしい。

 

どうやら、赤ちゃんを守るクッションがわりの羊水がなくなると、赤ちゃんが外からの刺激を直に受け、心拍が、さがってしまうことがあるらしい。ただ、このまま家に帰すわけには行かず、急遽、管理入院。妊娠促進剤を打って、子供が出産に耐えられるかを見るらしい。(もし、促進剤を打って、心拍がまた下がる場合は帝王切開での出産となる)

 

1日、促進剤を打ったが、心拍も下がることもないし、妻に陣痛が来るわけでもなかった。結局、一時的な心拍低下であったということで、自宅に帰ることとなった。

 

これからとても不安な日が続いた。心拍を計測する機械を買って、毎日3回心拍を確認し、胎動があるかもこまめに確認した。でも、胎児は至って元気。

 

さらに数日後、検診があったが、そこでも心拍に異常なく、また、自宅待機。(この検診の時、子宮口は1cmも開いてなく、陣痛の兆候もなかった。)自然分娩が病院の方針のようで、出来る限り、促進剤を打たないとのこと。結局、私はどうしても駐在地に戻らなければいけなくなり、予定日から9日経った日に出国。

 

駐在地から戻った翌日、予定が超過しすぎているということで、妻は入院、促進剤を打つことになった。そしたら、促進剤を打って、数時間後に陣痛が来て、陣痛から6時間のスピード出産。

 

まぁ、無事、産まれたので申し分ないのだが、この経験からよくわかったことが、出産に関する多くのことが、未だに解明されていないということ。

 

まず、予定日が全然、予想のつかないこと。

最初に予定日より早く産まれそうと言われたのは子宮口が人に比べて柔らかくなっていただが、実際は、予定日から10日経っても、大して開いてなかった。なのに促進剤を打ったら、すぐに開いたこと。管理入院中は全くきかなかったのに。

 

次に、羊水が減った理由がわからないこと。予定日が過ぎて、少しずつ減ってくる人はいるが、予定日の前に急激に減るのは稀なケースらしい。そしてその原因はよくわからないと言われた。

 

そして、一時的に胎児の心拍が下がったこと。外からのストレスが直接、胎児にいってしまうという原理はあるといえど、なんで一時的に下がり、そのあと全く下がらなかったのかはよくわからないらしい。

 

これだけ、医学が発達したのに、こうもわからないことだらけとは驚いたと同時に人が人を産むというのは、それだけ神秘的なことなんだなぁ、と実感。