30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

賃貸VS購入 -住居に関する永遠のテーマ-

皆さん、こんにちは。

今週末についに購入予定の住居の正式契約になります。人生ではじめての経験ですし、興奮と同時に今後の手続きに若干の不安を抱えております。

 

住居に関しては、よく賃貸VS購入といった記事があります。一般的な情報誌や有識者は、「物件によって」「その人の状況によって」と玉虫色の結論となっています。

 

一方で、それぞれの意見に傾倒する意見も見受けられます。以下は、あるサイトから引用してきたそれぞれの意見になります。

 

賃貸派の意見
賃貸なら常に最新の設備の物件に住める
新築で購入しても10年も経てば古くなってしまう
近所にトラブルメーカーが住んでいても、引っ越せば済む
固定資産税を払う必要がない

 

持ち家派の意見

夫に万が一のことがあったら、住宅ローンの支払いが団体信用生命保険でカバーされるので、安心して暮らせる
老後、収入が無くなっても、住むところには困らない
同じ金額をはらうと、賃貸よりも広いくて設備のグレードが高い家に住める
家が資産になる

 

それぞれの意見も的を得ていますし、間違ってはいません。資産運用をしている人は、それぞれの条件を仮定してシミュレーションした上でどちらが合理的かの結論を見出す人もいます。

 

私は、どれも正しいと思いますが、不動産は、この世に全く同じものがなく、また、個人によって嗜好は違う為、賃貸価格も購入価格も千差万別です。よって、完全に同じ条件で比較することも出来ないので、結論を出すことは出来ません。

 

しかし、一つだけ、購入者の視点から伝えた方がいいと思うことをここでは記載させて頂きます。それは、「購入した時点で既に損している」ということです。一般的に物件を買うと、ローン諸費用、仲介手数料などで、5-10%費用が発生します。

 

全く住まずに、すぐに同値で転売できたとしても、売却諸費用で5%程度費用が発生し、10-15%の損失が発生します。

 

そして、このように取得された物件にオーナーの口銭がのって、貸し出されているので、賃貸の人はもっと損していることになります。(その分、賃貸の人は、住む場所や住む期間の融通性を手に入れています。)

 

なので、賃貸だろうが、購入だろうが、不動産屋や金融屋の肥やしになっていることは事実だと思います。

 

なので、賃貸vs購入に関するテーマは、どちらが得かというより、どちらが損をしないか、ということであり、それは人それぞれにより異なるという結論になります。

 

私も玉虫色の結論となってしまいますが、ご参考にして頂ければと思います。最後にはなりますが、私はこのように考えている為、不動産投資には反対です。(投資家にとってマイナスサムのゲームと思います。

 

遺産相続で不動産を取り扱わなければならない、税金・不動産に詳しく、他人より優位性があるという人でない限り、お勧めはできません。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。