30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

渋谷 ブックファーストの閉店に思うこと

最近、渋谷のブックファーストが閉店していることを知りました。どうやら、2年ほど前に閉店していたようです。

 

駅からのアクセスも良く、非常に便利、たまに利用させてもらっていました。ただ、購入するのは、訪問したうちの、30%ぐらいだったと思います。

 

というのも、基本的には書籍は、電子書籍で購入、もしくは、アマゾン又は楽天で注文して買うからです。早く読みたいという時しか、本屋では購入しません。

 

それでも本屋に行くのは、本屋では新たな発見、新たな本との出会いがあるからです。本屋で本を探し、オンラインで購入する、つまり、実店舗をショールームとして扱っていたのです。

 

私だけでなく、斯様な行動パターンの人は多いのでしょうか?オフライン(実店舗)を運営する会社はこのような行動パターンの客層に対応しなければならないと思います。

 

その良い例が、ニトリやIKEAといった家具店であると思います。家具の特殊性(ニトリ、IKEAの家具は、ニトリ、IKEAでしか買えない)もあると思いますが、二つの家具店は、オンラインとオフラインをうまく融合させて、

 

選択 =>実店舗

購入=>ネット注文

 

という流れをうまく作っていると思います。

 

本屋もこのような流れを作らないと行けないと思います。本は著作権が企業ではなく、作者にあるので、どこで購入しても一緒ではありますが、例えば、オンラインショップを作り、ポイント還元などで消費者にメリットがあるような仕組みを作らないといけないと思います。但し、これだけでは、アマゾン、楽天と差別化できないので、来店後、一定期間内にオンラインショップで購入すればポイントが2倍なる、などの施策を取り、実店舗とオンラインショップをシンクロさせ、その中で、顧客データを取り、オンラインショップ上で、新たな書籍の提案を消費者にするのです。

 

アマゾン、楽天も新たな書籍の提案を行っていますが、提案される商品が的を射ていないこともあり、実店舗での販売データを下にした書籍の提案は、オフライン企業にもまだまだ生き残る道はあると思います。Honto(丸善、ジュンク堂、文教堂のオンラインしショップ)のように、オンラインとオフラインのシンクロを多くの本屋さんに考えて欲しいと思います。

 

本屋のような刺激のある空間が、少しでも祈るばかりです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。