30代窓際商社マン日記@資産運用/育児などなど

30代サラリーマンです。総合商社に勤務、3人家族。投資・資産運用、育児、ニュース、映画、ガジェットなどについて、日々の感じたことを記録していきます。

券売機の導入について

以前より、ファーストフード店で、券売機を置かない理由を疑問に思っていました。。ちょっと調べてみると券売機の導入のメリット、デメリットに下記の通り、記載している記事を拝見しました。

 

券売機導入のメリット

・会計業務が不要になり、作業を効率化

・従業員の不正防止
・釣銭の渡し間違え、オーダーミスなどの防止

・顧客データの管理が可能
・オーダーコントロールが可能

 

 券売機導入のデメリット

・会計業務がないことによる、顧客接点の減少(サービスによる差別化が不可)

・券売機前の渋滞による機会ロス
・導入コスト
・追加オーダーの獲得が困難

 

日高屋では、券売機を試験的に導入したことで、酒類の追加オーダーがなくなったなど、券売機導入でのデメリットは、実証されているようです。

 

私が疑問に思うのは、果たして、ファーストフード店程度の顧客接点が、価値を生み出すのだろうか、ということです。

 

追加オーダーがなくなったなどの問題については、別の策はなかったのだろうか、例えば、ラーメン屋では、追加で味玉が欲しい際は現金決済で購入出来るので、なんらかの施策で追加オーダーの取得は可能と思います。

 

また、サービスによる差別化については、ラーメン屋は券売機を導入しながら、元気な応対やラーメンを置く時の気遣いで、好感度を上げているところはあると思います。

 

ただ、これはあくまで個人的な意見で、顧客行動の分析は、小売業の永遠のテーマだと思います。(だから、オンライン企業が、オフライン(実店舗)で検証を行っているのです。)

 

今は、人手不足が進み、外国人労働者に単純労働を依存する最中、券売機が導入による顧客接点のロスは、非常に小さいものだと考えております。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

会議のあり方について

先日、在庫管理、契約管理、帳簿管理等を、業務効率化の為に、紙での管理からシステムを使用した管理に変更しようという打ち合わせを設定する場面がありました。

 

私は担当の後輩に、事務方の人とよく打ち合わせをして、報告をしてください、と言いました。

 

すると、後輩から、

 

私の報告に漏れ、齟齬があってはいけないので、先輩も会議に出席してください。

 

と言われました。

唖然として、何も言えませんでした。この後輩は自分の価値・仕事をなんだと思っているのか、疑問に思いました。

 

次に、会議の出席者に対して、上司から、

 

〇〇さんと〇〇さんと〇〇さんも会議に出席させてください。

 

と言われたので、

 

会議の出席者が増えると開催時間の調整、会議室の準備、会議時間などが煩雑になり、目的へのスピード感がなくなるので、それは避けてください。

 

と意見したところ、

 

〇〇さん、〇〇さん、〇〇さんはスピード感を下げるようなことはしないので、安心してください。

 

と言われました。色々な人に共有する為に、出席させたい思いが上司にあるのはわかりますが、「スピード感を下げるようなことはしない」という根拠を堂々と言ってくることには違和感を覚えました。

 

人が増えれば、会議に対するコストがあがるのは自明のことです。場所と時間と人をかけるのですから、、、。そういったもの最小限にする為に、担当者が出席して、報告するというルートがあるのだと思ってます。(もちろん、様々な意見の人を取り入れる為に議論したいなら、出席者を多くする手段もあると思います。)

 

恐らくですが、根本にあるのはみんな会議をしたいだけなのです。仕事した気になりたいのです。それであれば、皆さんの自己満足の為に、私を巻き込まないでほしい、と思いました。

 

ただ、それぞれの立場からの言い分も分からなくはないので、会議の設定の仕方についてはもう少し勉強しなければと思いました。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

資産運用状況(3月17日)

3月17日の資産運用状況は下記の通りとなりました。

        ドル円 111.46
銘柄名 保有数量 現在値 時価評価額(円) 前週比 前週比
アルトリア・グループ 50 56.75 316,267.75 8,521 2.69%
AT&T 200 30.67 683,695.64 17,625 2.58%
エクソンモービル 50 80.15 446,675.95 7,538 1.69%
武田薬品 100 4,713.00 471,300.00 20,700 4.39%
日産 400 938.50 375,400.00 10,800 2.88%
三菱商事 300 3,189.00 956,700.00 28,500 2.98%
投資信託 - - 251,677.00 24,121 9.58%
米国債 - - 559,137.00 2,954 0.53%
合計     4,060,853 120,760 2.97%
現預金比率     45.18%    

 

保有資産は特に変更ありません。投資の原則である「長期」「分散」「積立」を実行する為に、インデックス型の投資信託保有比率を高めたいのですが、月9万円程度の積立しかできていない為、なかなか、保有比率は上がってきません。かといって、いきなり積立金額を増やしたところで、投資の原則に反することになるので、取り急ぎ、月9万円=>11万円に増やすことにしました。投資信託の保有比率を高くするには、辛抱強く待ちたいと思います。

 

その他の投資戦略がなかなか思いつきません。あくまで、配当利回り重視の投資スタイルをとっていきたい為、バリュー株に投資するのは考えていないですが、安定配当をしている会社は、どこも高値推移しており、なかなか、買う気になれないのです。

ここで保有株式の配当利回りを改めて整理すると、

 

アルトリア 5.64%
AT&T 6.65%
エクソンモービル 4.09%
武田薬品 3.82%
日産 6.04%
三菱商事 3.88%

 

と3月17日時点でなっております。

基本的に 4%以上の配当を求めたいと思っているので、武田薬品と三菱商事が除外の対象となりますが、

 

武田薬品 

製薬という成長産業の高配当株ということで、保有を維持。買い増しも検討。

三菱商事

とにかく資産のバランスがよく、まだまだ業績を上げる企業と確信している為、保有を維持。買い増しも検討

 

していきたいと思います。一方で、エクソンモービルは購入した時点と比べて配当利回りが1%程度下がっており、買い増しをする気にもなかなかなれません。むしろ販売して、AT&Tに資産を移そうかとも考えています。ただ、AT&Tも株価が伸び悩んでおり、高配当という理由だけで積み増しするのも何か腑に落ちないので、その他の高配当株の中から探してみたいと思います。

 

以上、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

(メモ)

下記、時価総額10兆円以上、3月15日時点

1.

HSBCホールディングス
配当利回り 10.28
2.
AT&T
配当利回り 6.57
30.67
+0.39(1.29%)
3
アルトリア・グループ
配当利回り 6.11
4
グラクソスミスクライン
配当利回り 5.95
5
ビーピー
配当利回り 5.77
6
アッヴィ
配当利回り 5.47
7
フィリップ・モリス・インターナショナル
配当利回り 5.27
8
IBM
配当利回り 4.64
9
BHPビリトン
配当利回り 4.55
10
ベライゾン・コミュニケーションズ
配当利回り 4.28

 

 

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育×ハーバード式 子供の才能の伸ばし方(かんき出版)を拝読しました。

 

一般的に、多くの親は、

 

子供のいたずらを・過ちなおそうとする

子供の成長ペースが遅いと心配する

子供がやっていることを途中で中断させて帰る

子供同士の喧嘩を仲裁する

 

などなど、大人のペースで教育をしてしまうことが多いですが、本書では、

 

子供はそのときに必要なことを精一杯やっていることは見守る

(例えば、ティッシュを何枚も出してしまうのは、子供の引っ張る力を伸ばそうとしている、どの能力を伸ばそうとするかは個人差があるので、寝返りが遅い、などの心配はない)

 

ことが肝要なようです。幼少期に、子供を存分に大人が受け入れてあげると、子供は、

 

必要な能力を十分に伸ばせる

自分で判断できるようになる

 

という利点があるといいます。親のペースでの行動を強制されていると、

 

その場では言うことを守るが、別のシチュエーションで自主的な判断ができない

能力の伸ばし方が不十分なため、我慢ができない

 

などのデメリットがあるそうです。

このような理論に基づいて、本書の終盤では具体的な遊び方などを紹介しているので、ご興味のある方は是非、読んで欲しいと思います。

 

私は、子供が生まれた際に、ある上司から、

 

自分の子供を他の人と比較してはいけません。世の中に同じ大人がいないように、子供も同じではないです。

 

と言われたのをよく覚えています。その上司は、社内でも有名な働きマンで、お客様の為になることを力の限り、奉公するというスタンスの方ですので、教育への知識はあまり無いように見受けます。しかし、本質として、モンテッソーリ教育を理解されていた、と本書を読んで感じました。

 

子供を温かく見守れるようとにかく辛抱強く子供を見守っていきたいと思います。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

ワールドビジネスサテライト3月11日 顧客データについて

3月11日のワールドビジネスサテライトで、レシートをスマホで撮影し、アプリを使って送信することで、お金をもらえるというサービスが紹介されてました。

 

ワンフィナンシャルという会社が立ち上げたサービスのようです。今まで、顧客データというのは、実店舗を持つ小売業の競争力の源泉となっていましたが、顧客データを斯様な形で入手できるとなると、競争力の源泉となり得なくなってきます。

 

もちろん、このようなサービスを利用する人は、イノベーティブな人など、限定的な為、依然、実店舗から得られるデータの優位性は高いと思いますが、アマゾンが顧客データを入手するために、実店舗へのアクセスを強めている戦略とは違うやり方でデーを集めるという点で、とても画期的だと思います。

(アマゾンは実店舗を販売の場ではなく、顧客と直接、接触できる場、と捉えているようです。)

 

楽天も同様のサービスに乗り出しており、特定の商品を買った人のレシートを入手する対価として、楽天ポイントを付与しているようです。

 

商品開発の目線にたったことのある人なら分かると思いますが、商品をリニューアル、立ち上げするにあたって、既存のマーケットの情報を入手するのは非常に難しいです。ベンチマークを決めたり、マーケットリサーチをしたところで、的を得ない開発になってしまうこともしばしばです。

 

結果、データを持つ消費者に近い商売をやっている人のポジションが高くなってしまうことが多々、見受けられるように思えます。

 

そういった意味でこのような新しい顧客へのアプローチはとても興味深く思えました。しかも、こちらのアプリを開発したのが18歳の社長ということで、脱帽しました。

 

社長は、

 

人が価値がないと思っているものでも、それを集積させれば価値となる

 

という趣旨の発言をしており、若干18歳でそこまでのビジネスセンスを持っていることに、自分も努力しなければいけない、と思った次第です。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

大型連休にどんな価値があるのだろう

2019年のゴールデンウィークは、10日間の大型連休になります。休みがあること自体は嬉しいのですが、貿易に関連する業務を行なっている私にとっては、ゴールデンウィーク中に

 

国内物流が混乱すること

港湾が混雑すること

コンテナ船が日本の港を抜港すること

 

など、少々厄介な問題が残ります。

一方で、旅行業界や娯楽関連の業界は潤うと思うのですが、その潤い方は、効率的なのか?と思ってます。

 

大型連休で航空券や宿泊費が高い時に、娯楽を十分に楽しめる人は一部ですし、そういった人も連休後は、家計を引き締めにかかると思います。消費も大型連休中は刺激されると思いますが、それは、消費が月ずれしているだけで、本質的な需要を掘り起こしているわけではないように思います。

 

そのように考えると、国民が一斉に休むことでのオペレーション上でのコストを考慮して、休みを分散させるのが、最善の策と考えてます。

 

祝日を、コストとパフォーマンスの経済的なファクターのみで考慮するのも、思慮が足りないと思いますが、率直にこのように思いました。

 

補足)

私は、メキシコ、フィリピンに住んだことがありますが、キリスト教が国教の国ではホーリーウィークというイエス・キリストの誕生祭があります。宗教的な要素も加味すると、祝日の考え方って難しいですね。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

お金について思うこと、お金=信用。信用経済。

ロボットが発展した世界では、生活する為に必要なものは自動で生産され、生活する為にお金を稼ぐ必要はなくなるという内容の記事を目にします。

 

お金の持つ機能は様々ありますが、一つに交換の尺度としての機能、価値を貯蔵する機能があると思います。物々交換では、それぞれの人によって価値は違うので、交換がうまく進まないので、円滑な交換をする為に、貨幣が介在する、また、物々交換だと賞味期限など、制約がありますが、貨幣を介在する事で、価値を貯蔵しておけるという点があります。

 

これが、ロボット化が進み、そもそも生きる為のものが自動で与えられるとなると、物々交換する必要はないし、価値を貯蔵しなくても最適に物が行き渡るような仕組みが出来るかもしれません。

 

そういった意味のお金の機能は失われると感じてます。一方で、信用の裏付けとしてのお金の機能はもう少しの間、残ると思います。

 

人々の日々の営みの中で、他人と協働して、欲望を満たす、新たなものを創造することをしますが、相手の本気度や信憑性を図る為に、なんらかの指標が必要になってくると思います。その一つが現在はお金となっています。つまり、お金は信用を数値化したものとなります。

 

昨今、信用経済という言葉がよく聞かれますが、ツイッターのフォロワー数やユーチューブでの登録者など、信用をお金以外で数値化する手段があることで、お金が信用を表すという機能も失われるかもしれません。

 

しかし、新たに信用を数値化する指標の正当性がまだ整備されていないので、依然、お金を信用の尺度として利用せざるを得なくなっております。

 

いまは、貨幣経済から信用経済の過渡期と考え、双方の視点を持った行動が求められると考えてます。

 

ご覧頂き、ありがとうございました。